越後三山末端(旧大和) 坊谷山 (320m) 2011年4月23日
所要時間 6:28 大崎−−6:31 車道終点−−6:37 190m肩(登山道)−−6:50 300m小ピーク−−6:56 坊谷山−−7:01 300m小ピーク−−7:11 車道終点−−7:13 大崎
概要
南側の大崎集落から往復。道は地形図の破線と違ってその西側の尾根上にある。ここも麓は杉植林で花粉が酷い。植林帯が終わると自然林だが根曲がり灌木で道が無いと激藪状態。稜線上に出ると東西に明瞭な道があり、標識によると細越と柳古新田から道があるようだ。地形図では306.6m三角点を山頂としているが最高点は東側の320m峰。展望良好
ここから歩き始める | 車道終点 |
花粉飛ぶ植林帯に突入 | 登山道の標識か |
谷に沿って行くが流れが出てくる | 西の尾根に登る |
車道終点は農地なのか納屋のような建物があり、その先は一面の雪面と杉の植林帯だった。地形図ではこの先に破線が伸びているはずだがその痕跡は一切見当たらない。まあ、雪さえ積もっていればどこでも歩けるので問題ないが。植林帯を僅かに入って小さな沢に出ると「門前入口」なる標識が半分雪に埋もれて立っていた。どうやらこれが登山道の標識らしいが、道の続きがどこにあるのかは相変わらず不明だ。とりあえず左の沢沿いに進んでみたが、沢の近くは雪が消えて流れが大きく出ているし、そこには道らしき筋は見当たらないので左(西)の尾根に取り付いてみる。この斜面はまだ雪がいっぱい付いたままなので問題なく登れる。雪は多少沈むが足首程度でありつぼ足で問題なし。
尾根に出ると立派な踏跡あり | マンサクがあちこちで咲いていた |
二王子岳のように鐘があった | 登山道 |
尾根に出ると肩のように平坦な部分で、あとで地図を見たら190m肩だった。肩が終わって尾根が立ちあがると雪がきれいさっぱり消えて、尾根上には明瞭な道が延びていた。地形図では東側の谷沿いに破線が書かれているが、少なくとも190m肩付近かそれより前に尾根に乗るようだ。周囲はこの標高にして根曲がり灌木で、道が無いと立派な藪漕ぎになってしまう植生で、道があるのは大助かりだ。その灌木の半分くらいはマンサクで、黄色い小さな花を咲かせていた。これだけマンサクが多いというのも見たことがない。
石塔のある稜線に出た | 石塔から見た坊谷山山頂 |
今登ってきた方向 | これから向かう方向 |
西方向 | 西方面。三角点のある肩 |
南側の展望 |
登り切ると大きな石塔がある稜線の一角へ到着。GPSを見ると山頂はまだ東であった。坊谷山は300m等高線が東西に長く伸びているがその中心付近に出たようだ。ここには3本の標柱があり、今登ってきた方向は「門前方面」、西側は「柳古新田方面」、山頂のある東は「細越方面」であった。稜線上には雪が残る明瞭な道があり、今はまだ雪に横倒しにされたマンサク等が塞いでいる部分もあるが、無雪期は遊歩道であろう。途中、小ピークがあってその先で尾根が広くなって残雪が豊富となり灌木も完全に雪に埋もれて歩きやすくなった。
最初は横倒しになった灌木が邪魔 | 小ピークを越えると残雪で歩きやすい |
坊谷山山頂(最高峰) | 坊谷山から見た西方向 |
坊谷山から見た北方向 |
最高点は石仏があるだけで標識が無いそっけない場所だったが、この低山なのに低い灌木しかなく意外に展望がいい場所だった。八海山はすぐ目の前にそそり立ち、ここは未踏であるがわざわざ雪がある時期に登る意味は無いので無雪期で涼しくなった頃に登りたい。南には六万騎山。ここは別の機会、どこかの山の帰りに立ち寄ろうか。まだ上空は明るい曇り空で雨が降る気配は無い。
帰りも同一ルートで下った。六日町ICで関越道に乗り南下すると、越後湯沢で雨が降り出した。